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急性リンパ性白血病の治療とは

 人間には46本の染色体があります。そのうちの22対は常染色体と呼ばれ、1対は性染色体と呼ばれ男か女かを決める役割があります。

 常染色体には色々な遺伝子情報が含まれていて、体型や顔の形、どんな病気になりやすいか等、その人をつかさどる重要な役割を果たしています。

 常染色体のうち、9番の染色体と22番の染色体が互いに転座したものを「フィラデルフィア染色体」と言い、慢性骨髄性白血病患者のほとんどが、この「フィラデルフィア染色体」を持っています。

 ところが急性リンパ性白血病の場合、同じ白血病であっても、この「フィラデルフィア染色体」を持っているのは3割程度と言われています。残りの7割は「フィラデルフィア染色体」を持っていないのです。

 「フィラデルフィア染色体」を持っていないタイプの「急性リンパ性白血病の治療」は、標準治療といえるものがまだないと言われていました。

 しかし、最近では化学療法として4剤併用療法が有効だと言われています。これまで治療法と呼べるものがなかったタイプの急性リンパ性白血病であっても、この4剤併用療法によって、完全寛解する患者さんもいます。

 ちなみに完全寛解をした患者さんのうち、50歳未満でなおかつドナーがいる場合は、骨髄移植を行うそうです。50歳以上の場合は、寛解状態を維持できるための治療を行うそうです。

 4剤併用療法で寛解しなかった場合には、治験薬などを試して行くということになります。

 また、それ以外にも「免疫療法」という第4の治療法も出てきているようです。

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